大阪城からミナミへ向かう時のことです。
「信号が変わるよ~」
と誰かの声でみんなが走り出したのですが、なんと赤信号でした。
しかもちょうど目の前の建物を見てまたびっくり、大阪府警がありました。
建物から誰か飛び出して来たらどうしようかと思ったのですが、みなさんも車が止まっているかといって赤信号で道路を渡ったらあきませんよ~
さておじさんたちは地下鉄で移動するのですが、ジージさんはICOKAを取出し駅員さんら訪ねようとしましたが、あいにく不在でした。関東圏では地下鉄都営ともICOKAtカードでどこでも行けるのですが、大阪では使えなかったのです。
電車内ではこんなことを話していました。大阪の人はエスカレーターを右側の人が止まり、左側を開けてそこは歩く人が通っていく。関東は反対なのですよね。ジージさん大阪北ばかりのときは少し戸惑ったとのこと。そもそもエスカレーターを「歩く」というのがどうなんだという話をして、あれは歩くためにあるのではない、大阪人はせっかちだから歩くのだということで落ち着きました。
まぁそんなこんなを話をして御堂筋線に乗り換えると、平日にも関わらず人が大勢いました。東京に比べ、なんぼ人が多いといっても所詮特定の場所だけしか人が集まらない大阪。大阪大動脈の御堂筋線も梅田から心斎橋と難波、天王寺あたりしか混まないのです。
御堂筋線を心斎橋駅で降りて、次の目的場所である銀杏並木を見に行くことにしました。地下内はよくわからないので、地上に出るとちょうと目的の場所でした。
さっそくいかちゃんさんが
「ジージジージ、ほらほらそこに立って」
「えっ横断歩道からでるじゃん」
「ええからええから、ほらほら早く、信号変わってしまうよ」
と半ば強制的に横断歩道から少し出たところにジージさんを立たせ、みんなで一斉にシャッターを切るのです。
すでにご覧のとおり、ジージさんは長身すらっとしています。そこでみんながシッターを切るとどうなるか。周りの人は
「おっなんだなんだ、誰か来ているのか」
という目でみており、止まっている車の人もこちらの様子をじぃっと眺めていました。
ジージさんもさぞかしびっくりしたことでしょう。
われらは写真家集団のマグナム・フォトやVIIではありませんが、「いい色おもろい写真」を撮るおじさんでありました。
このまま御堂筋沿いにグリコを見に行くのもいいのですが、せっかくなので心斎橋商店街をぶらぶら歩くことにします。俗に「心ぶら」っちゅうやつですわ。
さすがに心斎橋い商店街は人が多いのです。
ジージさんが大勢の人がいるね~と云うのですが、これが土日だとまっすぐ歩けないよと答えると目を丸くして驚いていました。
余談ですが、心斎橋商店街から西に約20分ほど歩くとわが勤務地のデータセンタがあるのです。
さてぶらぶらと歩いていましたがたまにしか来ないので、所々のお店が変わっています。どうもこのあたりは女性向けのお店、衣料店やコスメ道具等が多くあるため、いつも素通りするばかりと気づきました。
途中に以前ユニクロ店舗があった場所には「ユニクロより安いお店」のジー・ユーの旗艦店があり、その反対側にはトラのはく製のようなものが置いていました。Saas-Feeの風さんが一生懸命撮っています。
「ほらほら、広島のせかせかおじさん向けにぴったり」
と云って笑っていました。
心斎橋商店街を抜けた先には見えたのは、いつも見慣れているグリコの看板があります。
さっそくいかちゃんさんが
「はいはいジージジージ、そこに立って」
と写真を撮り出しました。
やはり観光地のため、たっくさんの人が同じような写真を撮っていました。
橋の上には人だかりですが、すぐ下のグリコ看板の正面は珍しく人がいません、ならばということで橋の下へまたみんなで記念写真を撮ります。
せっかくなので、グリコと同じポーズをしようと片足あげていたのですが、いかちゃんさんのカメラセットが珍しくもたついて、足を上げているりり゛だんだんつらくなり、
「ぷるぷるぷる・・・・・・ううぅ~早くしてくれ~」というところではいポーズ、カシャと撮れました。
いつものグリコ~水面下にも映ります~
かに道楽の焼きカニ販売の匂いがうまそうに漂い、昼飯が少しだけだったせいもあり、おお腹が「ぐぅ」というのです。
「ジージさん、この辺りはいっぱい面白い看板がありますよ~」
とすでに熊取のおっちゃさんが以前に紹介していた様々な看板を見て、
「大阪は面白い街だね~ふんふん」
と頷いていました。
通りにはいつも立っている面白いニーちゃん、間違えた、人形だった、食い倒れ太郎の姿が見えないなぁと思ったら、すぐ隣の所に立っていました。
こんなのもありました
比較敵新しいたこの看板
ここでいかちゃんさんの案内文に書いてあった
「ギャルと記念殺意」
をすることになるのです。
ちょうど若い女性が互いに写真を撮りあいしていたので、声をかけて写真を撮ることにしました。
こういう場合は何度か目にしていますが、大体どの方も
「このカメラもお願いします~」
「あぁすいません、こちらの方もお願いします~」
ということが多いので、
「はいはいじゃ順番に撮りますよ~はい、いち・に・べっぴんさん~」
という感じでカシャカシャと撮ったところでいかちゃさんが、
「せっかくなので、このおじさんと一緒に撮らせて~」
「おっけぃ~で~~す」
ということで、若いぴちぴち10代と思われる女性に囲まれジージさんご満悦でした。
確か僅かながら鼻の下が伸びていたような気がします(笑)
あちらこちらから何やらいい匂いがしてきます。大阪名物粉もん文化の代表、たこ焼きの匂いでありました。
休日になるとどばっと人が身動きもとれないくらいなのです。たこ焼き屋さんもあちこちにあり、人気があるお店ではなが~い行列にメニューを見せて注文を取っているところがあるのですよと話をしていました。
大阪城をうろうろしたせいで、やはりまたお腹が「ぐぅ」となりました。
熊取のおっちゃさんが
「ねねっ、みんなでちょっとたこ焼き買って食べへん」
「いや~食べたいところですけどね~もう少し我慢しましょ~」
今回はSaas-Feeの風さんの帰りのバスの都合に合わせ、会食時間を16:00にしたのです。
もう30分もすればビールも飲めるので、ぐっと我慢をしてもう少しうろうろ歩きます。
吉本劇場の前はいつももっと人がいるとのことでしたが、今日は閑散としています。
「ここなぁ~何度か見に来たことあるけど、結構おもろいで」
といかちゃさんが言って、その先にある道具屋筋に向かいます。
どうやらここもいかちゃんさんお気に入りの場所のようで、あれこれちものが並んでいます。
中でも気になるのがやはり料理道具ですかね~小皿や小鉢等があるとつい手に取ってみてしまいます。
そもそも日本料理は「目で楽しむ」という言葉があるように、いろんな形の料理皿や小鉢がありますが、他国ではそのような物がないのではないでしょうかね。
続く~